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2007年06月23日

100万人のキャンドルナイト

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22日は夏至。2003年にスタートした「100万人のキャンドルナイト」に参加しよう!と、わたくし三田、コンビニでビール、コーラ、おつまみを買い出し、社員たちに声がけしてオフィスの電気を消灯。

弊社オフィスは夜景がきれいに見える場所にあります。JRタワーやテレビ塔がイベントに参加して消灯するというのを、カウントダウンして見物することに。

テレビ塔はすぐに消灯されましたが、JRタワーはやや時間がたって、ようやく外壁のライトアップのみが消されました。ややあって、ホテルロイトン札幌が消灯。4年目の今年は、参画企業も多くなり、この日はノー残業デーにしたり、ビルの消灯、家庭での参加呼びかけなど、様々な取り組みがなされたようです。ささやかなことなのかもしれませんが、ほんの2時間の消灯が、CO2削減につながること、そこにキャンドルで過ごすスローな夜を絡めて提唱したこのイベントは秀逸だと思います。みんな、子どもの頃にはキャンプファイヤー、夜のお祭り、暗がりの中の温かな炎や灯りに、ワクワクした気持ちを持っているはず。そんな気持ちを思い出しながら過ごす「キャンドルナイト」です。忘れかけていた何かを取り戻すことができれば、それで目的は達成です。現代人は常に、プラグに繋がれて暮らしているようなもの。そのプラグを自ら外してみたら、何を感じるのだろう?どんな気持ちになるだろう?そんな風に考えながら、それぞれが自分スタイルで参加すればいい、ゆるゆるとしたムーブメントです。始まった当初から、この趣旨に大いに惹かれていたので、今年は社員全員で実現できて本当に楽しかった。実は昨年までも一人の部屋で、細々と参加していたんですけど(笑)。これからもますます盛んになることを祈っています。

それにしても、キャンドルを用意するのを忘れてしまい、誕生日ケーキのおまけキャンドルもすぐに消えてしまったため、途中から懐中電灯の灯りで暗がりトーク(笑)。ちょっとしまらない感じでしたが、いい夜でした。

来年は皆様も、夏至の夜のキャンドルナイトに参画されてみませんか?キャンドルナイトミーティング、なーんていかがでしょう。きっと昼間よりも深く濃い会議ができるのでは。昨夜のAWSも、いつになくしみじみとしたトークに花が咲きました。電気まみれの生活の中で、それを全て消すなんて無理かもしれないけど、夏至の夜のほんの2時間くらいなら、日頃と違う、ロマンティックな夜を過ごすのも、悪くないですよ。

第一回社員旅行の模様

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6月16日、17日に記念すべき第一回社員旅行を敢行しました。最高の晴天に恵まれ、羊蹄山が美しいニセコへ。クライアント様でもある「ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭」様に宿泊させていただきました。

広くてゆったりした露天風呂にたっぷり浸かり、自然のままの源泉かけ流しのお湯に体の疲れはすっかり溶けてしまいました。無料のマッサージ機は全員体験。私なんて、朝風呂の後もマッサージしちゃいましたし。あぁ、極楽極楽・・・。

夜、そして朝のお食事は野菜中心のマクロビオティック料理。体の中からきれいになる気がしました。量もちょうどよく、温泉宿にありがちな、やりすぎ感がなく、人に優しいお宿だなぁ、と改めて感じました。夕食では、小樽ビールで乾杯。その後、お部屋で大人たちはポーカーでいざ勝負!すっかり負けてしまったわたくし三田、次の日、全員にソフトクリームをご馳走することに(笑)。

次の日はキロロリゾートに移動して、スポーツ三昧です。デスクワークばかりの不健康な我々、すぐに息があがってしまいますが、バドミントン、キャッチボール、フリスビー、キックベースと、炎天下の中走り回り、ほんの少し日焼けをしました。

ランチの後、またまた温泉に浸かるもの、温泉内の休憩所でお昼寝するものとめいめいがのんびり楽しんだあと、解散となりました。全員が大満足のリフレッシュ休暇でした。

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2007年06月05日

夏ですね。

たまには仕事以外のお話も。

つづき↓

Kahulaこの日曜日は、私が習っているフラのスタジオのメンバーが出演した「KA HULA フランク・ヒューエットスペシャルコンサート」の会場に足を運びました。本当は私も出演予定だったのですが、5月の体調不良で、フォーメーションを決める場に出席できず、辞退させていただきました。その代わり、しっかりとお勉強&撮影係を担当することになりました。

KA HULAは日本のフラショップ主催のフラとハワイアンミュージックのショーで、ご当地のハワイからは、クムフラ(フラを教えることのできる師匠の称号です)フランク・ヒューエットをはじめ、選りすぐりのダンサー、シンガー、アーティストを呼び、加えて地元のハラウ(フラの教室の意味)も出演します。司会はキャシー中島さんです。ステージにはハワイの代表的な花、レフアの香りが漂い、そこだけ気分はハワイの雰囲気。ステージ中央にはキャシー中島さん(生キャシーさんはとっても素敵な方です)製作のイエローの特大サイズのハワイアンキルト、左右には南国の花や木々のアレンジメントが飾られていました。

フラのショーはたいがい、最初は祈りの言葉「オリ(Ori)」で始まります。フラの神様を呼び寄せ、これから私たちは踊ります、どうか見守ってください、と祈るのです。そして古典のフラ「カヒコ」が奉納されます。このカヒコは、皆さんがよくご存知の、ハワイアンソングで踊るものとは違い、打楽器と歌い手のチャントと呼ばれる歌に合わせて踊るものです。私のスタジオでもカヒコを1曲奉納しました。これでびしっと気持ちが引き締まるのです。

その後、おなじみのハワイアンソングの演奏で、続々とダンサーたちが踊ります。メインゲストのフランク・ヒューエット氏はソロ曲や、娘のウラ・ヒューエット嬢、キャシー中島さんの娘で女優の勝野雅奈恵さんとのデュエットのフラを披露。地元のハラウのフラも、こんなにたくさん観るのは初めてで、興味深く鑑賞しました。フラの振りはハラウごとに形が違います。これはその先生が教わったクムが代々伝統として受け継いできた振りを伝承されるためです。さまざまなバリエーションのフラに加え、衣装や観につける植物で作られたレイもさまざまなデザインで、とても目に楽しいステージとなります。

そんな中でも目を奪われるのは、きれいに全員の動きがそろい、一人残らず笑顔で踊るチームです。体の使い方が綺麗で、なんといってもその嘘のない笑顔に心が奪われます。技巧的に上手い人より、笑顔の人に目が自然に向くのがフラという踊りなのです。人間的にも優れていなければ、人を魅了するフラは踊れません。日々の心の鍛錬、体の鍛錬が舞台の上で輝きます。

今回は先日ハワイ島で開催されたばかりのメリーモナーク フラフェスティバルで優勝をした、ミスアロハフラのケオニレイ・フェアバンクス嬢が出演しました。やはり本場のフラを踊る人の動きはしなやかで優雅です。すごく美人というわけではないけれど、踊りが始まったとたん、全身でフラの世界観を表現する姿はとても美しいと感じました。綺麗な人ばかりが魅力的なのではなく、曲の世界をどのように伝えるか、表現者として鍛えられた部分をどう出すか、それがフラのすべてです。

また、バックで歌ったライアテア・ヘルムの透明感のある美しい声にもすっかり魅了されました。いわゆるトラッドな歌声ではありませんが、ハワイの音楽シーンをリードする若手シンガーである彼女は、ハワイのグラミーと言われる「ナ・ホク アワード」で4部門を制覇した実力者でもあります。アメリカのグラミーのハワイアン部門でノミネートされたこともあり、ハワイアン好きならかなりお勧めのアーティストです。生のライアテアの歌声は、本物の天使かと思うような清涼感がありました。

演奏をしたハワイのバンドメンバーもハッピーオーラを振りまいて、とてもとても素敵でした。なかでも、リム・ファミリーは最高でした。メンバー全員が家族のリム・ファミリー。ハワイのアーティストは家族全員が音楽一家、というパターンが多いようです。ハワイでは音楽が生活の中に溶け込んでいるんですね。

そして、フラのショーにはもう一つ決まりごとがあります。ショーの最後に全員で「Hawaii Aloha」という、ハワイの代表的な歌を手をつなぎ歌うのです。出演者も、裏方も、観客も全員が。この時間は、「アロハ」の意味を一番感じることのできる時間です。人と人が親しみを持って、交わりあう文化。アロハには挨拶の意味以外にも、愛や思いやり、謙虚な気持ち、という意味があります。裏でどんなことがあろうと、ステージに立つダンサーたちは笑顔でみんな幸せそうです。世界中探しても、こんなにハッピーになれる伝統芸能はありません。

KA HULAステージの雰囲気はこちらで見られます。

夏はフラの季節。特に昨年来、日本では大ブームとなっていて、ここ札幌でもさまざまなショー、イベントが目白押しです。

もしお近くでフラのパフォーマンスをご覧になる機会があったら、是非足を運んでみてください。ハッピーな気持ちになれることうけあいです。

2007年06月04日

公私の区別なんかなくてもいい!?

rakuen.gifこんにちは。毎日快晴で気持ちの良い札幌です。そろそろよさこいのシーズンですね。しかし私はなぜか毎年その時期は千葉在宅です。避けてるわけではないのですが。

今日は「パブリックとプライベートの区分」について少し。

以前、ある年上の男性から「この業界は公私の区別なんかつけてちゃだめなんです。かくいう私ももう何年もプライベートを売り渡していますよ」と言われたことがあります。

その頃の私は今よりも少しだけ若くて、ちょいと短気で「ばっかじゃないの」と思ったものでした。

今は少しだけその方の言わんとすることもわかる気がします。経営層や営業トップにいれば、会社の命運を自分の手に握っているのですから、ある意味どんな瞬間にも「仕事脳」であるべき、ということがおっしゃりたかったのでしょう。飲みに入った居酒屋で知り合った人も、「見込み客」とみなすべきという向きもありましょうし。

しかし、やはり私は公私はきっかりと自分の中で区分している方が、気持ちよく生活ができるタイプのようです。

土日は、どうしようもない場合を除き、仕事はしません。考えることもしません。思い切り仕事を離れてのんびりしたり、プチ旅をしたり、映画を観たり、家族と過ごしたり、お昼寝を楽しんだり、ドライブしたり、踊ったりです(フラをやっています)。そういうお休みを過ごすことで、脳内はリフレッシュされ、気持ちも切り替わります。もちろん、完全に忘れているわけではありませんが、仕事上のことで悩んだり、考えたりするのは平日に集中して行うことにしています。逆に平日は仕事のことを考える割合が、ぐっと高まります。寸暇を惜しんで働くのは平日と決め込んでいます。

誰もが私のような生活リズムで気持ちがいいわけではないでしょうけれど、眠りのリズムが脳を休ませ、情報を整理するために存在するように、自分の中に何かしらリズムのある人は、よりクリアな感性を持ち得るのでは、と考えています。

リズムというのはどんな人にもパターンとして存在します。朝型体質、夜型体質、などなど。その中で、たとえば夜が遅いことを「仕事が忙しいせい」にしないこと。忙しさは自分のせいなのです。もちろん、殺到する仕事をどうしろと!?と私も一人ごちることはありますが、マインドとして、仕事のせいで毎日遅い、という後ろ向きな気持ちでは問題があると思います。要は、自分の生活や内面をすべて自分の責任で見直し、見つめて、見守る、ということに尽きます。生活の気持ちよさは自分自身で作るものです。

言い訳ができるのは、20代前半までです。生きていることそのものが、すべて自分の行動や考えから生まれているのだという感性があれば、毎日はリズムよく過ぎていくはずです。

そして「自分にはこれしかない」ではなく「自分にはこれもあれも、こんなものもある」という風に、多面で自身をとらえることも大切です。そのすべてが自分の中でどれくらいのシェアなんだろう?と考えると結構生活のリズムが見えてきます。私の場合、仕事、家族、友人、趣味、一人の時間がバランスよく配分されている感じで、偏りが見えてきたときには、休日がその修正に役立ちます。ただ、休みに「寝だめ」はかえって不健康になるので、やめましょうね。