リッチコンテンツは紙を凌ぐ?
昨夜のWORLD BUSSINESS SATELITEで「電子雑誌」が取り上げられていました。先駆者、女性誌の「エフ」、昨日から配信開始になった「Newsweek日本版」が紹介されていました。
エフは立ち読みが可能なので、Amazonの「なか見検索!」のように、まずは気に入るかどうかを確認してから購読申し込みをすることができます。対してNewsweekは申し込みして一括ダウンロードするまでは記事内容を立ち読みはできません。
どちらもFlashを使ったリッチコンテンツとなっていて、写真が非常に高画質でキレイに見られるのと、ADSL環境以上の回線ならばサクサクと雑誌感覚で読めます。Flashなのでめくる感じも動画として組み込まれていて、違うのは手触りが伝わってこないことくらい?文字が小さいところは拡大して見られるのも、雑誌にはできない業。リッチコンテンツという言葉が出てきてから、もう何年も経って、通信インフラの整備や高性能CPUの拡販が追いつき、ようやく市場に出ても商売として成立する、という時代になったのだなぁ、と感じました。
ネットでの読み物が増えることは、生活を楽しくしてくれると思います。特に雑誌は地方に行くほど発売日が遅くなったりしがちです。北海道は雪が生活の邪魔をすることがあり、空輸陸送が遅れる冬など、配信と同時に読むことができる電子雑誌は、地域格差を限りなく無くし、日本のビジネスのスピードや拡大に大きく貢献する予感がしますね。
記事ごとのバラ売り、なんてのもありそうです。広告は当然外部リンクになりますから、新たな広告分野としても利用価値は高くなります。動画も組み込めますから、雑誌の中でCMがうごめく、なんてのも当然アリです。今週末公開映画特集!主演の●●さん独占インタビュー!その横で予告トレイラーが動き、同時に試写会の申し込みも、なんていうワンストップなサービスが一つの雑誌上でクリアされてしまうと、これはもう消費側にとっては魅力的あることこのうえなしです。
最大の魅力はやはり、雑誌とECの連携です。モデルの着ている服や小物がほしい!と思ったら、そこにあるボタンをクリックすれば、購入ができます。もちろん、通販サイトは今までもあったわけですが、女性誌は雑誌というメディアを通して、ライフスタイルのイメージのパッケージ化がされているため、利用する女性側にも、「このスカートがほしいから通販●●で探そう」という場合と、「この雑誌が薦めている女性の生活スタイルにあこがれるから、ここでみんな揃えちゃおう」という場合の、意識の差があると思いますし、競合はするでしょうが、志向性は全く違うので期待感が高まりますね。これからどんどん増えるのではないでしょうか、電子雑誌。
しかし、だからといって雑誌が書店やコンビニから完全に消えることはないでしょう。なぜなら、やっぱりコンビニの立ち読みは楽しい時間つぶしになるし、書店の通路をうろうろしながら、好きな本を手にとる瞬間は至福の時だし。
そういう書籍マニアが消えない限りは、紙媒体での雑誌、電子雑誌は同時進行で進んでいくことになると思います。ただ、ビジネス分配は確実に変わっていきそうです。(三田)